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与える幸せ
キリストの言葉に「与える者は、与えられる者より幸せである」とある。

年金と福祉の話題がかしましい。
自分も還暦を迎え、年金を貰える歳になった。
人生80年とやたら長くなってきたが、税金を払ってきたのはその半分の約40年だけ。
そしてこれから自分が貯めてきたお金として年金を貰える様だが、決して嬉しいことではない。

確かに納税は義務で、年金は権利である。
最近は義務を怠り、権利ばかりを主張する人が増えてきた。
福祉国家のために消費税を上げる、とはバランスを考えてやむをえない気がする。

20世紀、親の時代は戦争の時代である。
我々は戦争を知らない平和な子供達である。
親が何の趣味も持たず、復興を目指してひたすら働いてきてくれたお陰が、今の平和である。
今を働く者は、彼らへの感謝とねぎらいは当然で、さらに社会貢献があり、納税がある。

税金を食い物にする輩は論外であり、厳しいチェックは当たり前。
大切に使ってこの国を豊かにしなくてはならない。切実な自分の問題である。

考えてみれば、年金と税金は社会奉仕ととらえ、払えるうちが幸せで、
あまり見返りを期待するものではないと思う。

女房は教師を辞めさせられ、亭主のため、家族のためにつくし、
「自分で貯めた年金を貰わなくては損だわ、無くなる前に早く貰いたいわ!」と宣う。

これからも税金の見返りを期待するのでなく、払う立場に居たいものだ。

川上
by kawakamisekkei | 2012-02-08 11:22 | かわかみコラム
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